診療について

循環器内科

高齢化とともに増え続ける心臓病に対応し、
高度医療機関と連携しながら診療にあたります。

高血圧や動脈硬化による心臓の病気は、高齢者が増えるにつれて益々増加しています。心臓が原因で全身への血液の循環がうまくいかず、肺や身体にうっ血をきたす病気を心不全とよんでいますが、心不全による死亡数は我が国でがんに次いで2番目であり、将来はさらに増えると予想されています。また最近では脳卒中の原因として心房細動という不整脈がとくに注目されていますが、様々な不整脈は多くの方々がかかえています。
このような心疾患を主体とし、高血圧、動脈瘤などの大血管疾患を診療するのが循環器内科です。当院の診療は主に軽度~中等度の慢性的な心疾患の患者さんを対象にしていますが、重症で心臓カテーテル治療などの高度な診療が必要な場合は、九州大学付属病院など近隣の先進医療を担う病院と連携しています。また急性の心不全や心筋梗塞の治療のあとなど、リハビリテーションが必要な患者さんも受け入れています。
高血圧や心臓病はまず予防が欠かせません。食事や運動などの生活習慣の改善が何より必要であり、これからの超高齢化社会を迎える中で健康寿命を長くし、元気で長生きを目ざして皆様方が安心して暮らすことのできる医療をめざしていきたいと願っています。

超音波心臓診断による心臓弁膜症の画像
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