８月１９日に当院にて集団感染と認定されました事例につき経過および当院の対応を報告いたします。

今回の集団感染は２つの病棟で感染者が認められました。内、１病棟では２名の感染者を認め、早急に隔離。症状も悪化することなく回復、発覚２週間経た現在、発熱者も新たな感染もなくこれをもって終息したと判断しました。

もう一つの病棟では８月２５日付の報告時で７名の感染者が確認され、集団感染と認められました。以降、８月２６日に１件、８月２８日に１件の陽性が確認され２週間の経過観察予定です。当該病棟は療養病棟であり、人の出入りが少なく、早晩終息するものと考えております。

上記以外の９つの病棟は現在まで感染が確認されておりませんので、経過観察中の１病棟を除く１０病棟で本日９月１日より通常の入院受け入れを再開いたします。

発熱病棟も再開し、発熱患者様、新型コロナ感染が疑われる患者様のお受け入れを積極的におこないます。

外来機能につきましても発熱外来を含め、すべての外来診療機能も通常通りといたします。

地域の皆様におかれましては大変、ご心配とご迷惑をおかけしました。

私共はこの経験を踏まえ、感染予防を更に徹底しつつ、益々、地域医療を支えてまいります。

残る経過観察中の病棟の結果につきましても継続して報告いたします。

令和２年９月１日

社会医療法人　原土井病院

院長　野村　秀幸