治験のご案内
アルツハイマー病について
現在行われているアルツハイマ-病の治験薬についてご紹介します。
人は年齢を重ねるに従って、誰でも記憶力が落ちたり、今まで出来ていたことができなくなったりしますが、それが自然な老化によるものか、病気によるものなのかでは大きく異なります。アルツハイマ-病について正しく理解して、いかに早く気づき、適切な治療を行うかが大切です。
アルツハイマ-病ってどんな病気
アルツハイマ-病は初老期から老年期にかけて人の記憶を奪っていく病気で、日本でも痴呆の方の多くはアルツハイマ-病といわています。最初は物忘れ(記憶障害)から始まり、放っておくと日常生活における動作が鈍くなる、怒りっぽくなる、徘徊する、問題行動や物を盗られたと思い込む“ものとり妄想”等の精神症状がでてきます。
アルツハイマ-病は治るの?
現在、アルツハイマ-病の根本的な治療法は見つかっていませんが、早い段階で気づくことによって痴呆症状(物忘れなど)の進行を遅らせることが可能になってきています。軽度~中等度アルツハイマ-病に対して、いくつかの新薬が米国および欧州で承認され、アルツハイマ-病における学習および記憶を改善したり、長期介護の開始を遅延させることで経済的恩恵をもたらすことが世界神経会議で報告されています。既に日本で使用されている薬もあります。
なぜ治験が必要なの?
海外で承認され発売されているアルツハイマ-病に対する薬が、日本人のアルツハイマ-病の患者さんに対しても、効果はあるか、安全かどうかを確認するために日本で治験を行う必要があります。
現在当院で行われている治験に参加いただける方は、
- アルツハイマ-病と診断された方
- 40歳以上の方
- 治験期間中の約半年、同じ介護者の同伴で通院可能な方です。
痴呆が始まっても、本人が異常に気づくケ-スは約5~10%程度にすぎません。90%以上は家族が異常に気づいて医療機関を受診させています。
あなたの周りに、ご家族に物忘れなどでお困りの方がおられましたらご相談ください。早期に発見すれば、その痴呆症状の進行を遅らせる薬が開発されているのですから、おかしいなと気づいたら「年齢のせい」という先入観を捨てて、専門医の診断を受けることをお勧め頂きたいと思います。




