回復期リハビリテーション病棟の現状報告
対象者
2004年4月の診療報酬改定の際に制度化された入院基準を満たし、当院で回復期リハ病棟が開設された2004年7月1日から2006年度の新制度改定に基づく入院適応基準実施前日の2006年3月31日までの期間に内科系の同病棟へ入院した232例である。
対象者背景の比較

基礎疾患の内訳と症例数の一覧

脳血管障害では脳梗塞の頻度が高く、廃用症候群では呼吸器疾患を有する症例が多く見られている。
入院中に新たな診療行為を必要としていた疾患の内訳

入退院動向の比較

両群とも急性期病院からの紹介が最も多いが、廃用症候群では医院、当院外来、施設からも分散された紹介を受けており、その紹介元別患者数の分布には両群で差がみられている(p<0.01)。退院後に在宅または施設での生活が可能となっていた症例は脳血管障害では83例中合計53例(63.9%)、廃用症候群では149例中合計109例(73.2%)であった。
退院後のADLと移動レベルの比較

両群とも在宅復帰となった症例では、その退院時BIは高く入院時より有意な上昇を示しており(p<0.01)、多くは介助歩行レベル以上の運動機能を有している。一方、施設への退院症例は両群とも在宅復帰例より明らかにBIは低く(P<0.001)、その半数以上の移動動作能力は車椅子レベルであることが示されている。
在院日数毎に区分した退院患者数の分布比較

入院後、脳血管障害では1~2ヶ月目と6~7ヶ月目の時期に、廃用症候群では入院後3ヶ月以内に退院患者数が多くみられている。


